雨の降った日。お庭はお休み~・・・と思いつつ、雨の合間にお庭に出てみたら
あれもこれも気になります。
そして気付いた。
2,3年前に地植えにした野ばら、咲いてる!前日まで蕾だったのに、何輪も。
雨に打たれたらすぐダメになってしまうので2枝カット。
部屋の中に、先にさしていた他のバラたちと一緒に。
多分、10年くらい前に思い立って散歩に行った山裾で見かけた野ばらです。
よく普通に見る野ばらとは枝ぶりも花の付き方も違う野ばらで、ちょっと一枝手折って帰り、
挿し木したら根付いてくれて。鉢上げして、そのまま鉢で育てていました。
そんなにグングン伸びなくて暴れなくて、あ、これなら地植えでもいいか、
と思って2,3年前に地植えにしました。
昨年まではこじんまりした株で、全然枝も伸びていかなくて
地面から1メートルくらいで収まってくれていて。
でもその分、お花はチラホラ程度。
まあ、いいか、原種系のバラってギュンギュンって伸びて暴れて
「モンスター」呼ばわりにされたりもするしで、そうなったら大変だし~。
と思っていたのですが。
なぜか昨年から今年にかけて急にグイングインと伸び始めて。
昨年枯れてしまった大きな蔓バラは株全部を撤去する気になれず。
その残していた枯れ枝に添わせるように、冬に誘因していました。
その枯れ枝に添うように。
山の野ばらの枝が伸び葉が出て、蕾も今までで一番たくさんついていました。
その野ばらが咲いていました。
かわいい・・・
普通種のバラよりも二回りほども大きいお花です。
シベも長めでゆったり。
普通の野ばらは一昨日あたりからいよいよ散り始めていて
先日の雨でもうきれいなお花は終わりになってしまいそうです。
雨に当たると、黄色いシベが薄茶色になってしまうし
もう弱っていた花びらは落ちてしまいました。
リレーのように咲き始めた、山の野ばら。
毎年、普通の野ばらの散り始めた頃に咲き始めます。
山の野ばらと大きさ比較、切ってすぐ横に並べて写真。
遠近感のせいじゃなく、大きさが違います。
普通種野ばらは気が付いたら庭に生えていました。
この10年ちょっとで大変な大株になっています。
そういえば普通種野ばらも最初はほとんど咲かなかったんだった。
山の野ばら、葉っぱの感じも普通種野バラと違っていて
羽衣ジャスミンのような細めで繊細そうな葉っぱ。
円錐花序も「ソーシャルディスタンス」的!
お花の軸が長くて円錐花序自体が間延びした感じでフワッとゆったり。
毛っぽいものがなくツルっとしています。
まだまだ蕾もたくさんたくさん・・・。
枯れた枝に添わせた、山の野ばらの新芽に
「あ、芽が出てる!!」とドキッとしてしまって
「ああ…違う違う・・・あの薔薇は枯れてるままなんだ・・・、
沿わせた方の野ばらの葉っぱだった・・・」
と気落ちしたりもしていましたが
バラはかわいい・・・。
一輪咲くたびに、わくわくします。
散っていくのはさみしいけど・・・。
お花屋さんの切り花はすごく長く咲いていてくれますが
家で切ったバラは1週間も持つことなく、すぐ散ってしまいます。
樹にそのままにしていても。
スーベニールドクトルジャメインだけ、長く咲いていてくれます。
この窓の外に、山の野ばら。
調べてみたら。
そのまんま、「ヤマイバラ」という名前の野ばらみたいです。
ものすごく伸びるそう・・・。
選定しないと・・・えらいことになる予感・・・。